『身体機能の神髄 ~股関節編~』限定ワークショップ後半終了!!

こんにちは。
大阪の天王寺区上本町にあるパーソナルスタジオHappinessの中芝です。

先日は…

『身体機能の神髄 ~股関節編~』限定ワークショップ前半終了!!

の続きを開催しました!!

前半では股関節の骨や関節構造、形状など股関節を理解するための土台について一緒に考察していきました。
後半では一歩進んで…その構造を、実際のカラダの動きにつなげていくのか?…という部分を、局所的なアプローチから全身のトレーニングまで深堀していきました。

すこーし疲れてしまったので…行った内容などの詳細は省きますがw
少しだけ振り返っていきましょう!

 

1.梨状筋症候群と深臀部症候群(DGS)について


例えば股関節の奥には以前も話した深層外旋六筋という筋肉がございます。
(梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋の6つの筋肉で構成されます。)

名前の通り、股関節の外旋に関わる筋肉として知られていますが、股関節の屈曲角度によっては内旋方向に変化する可能性も、解剖学的な研究で示されています。

同じ筋肉でも、どの姿勢で、どの方向に力が発揮するのか?という所も考えていくと、エクササイズの見方も少し変わってきます。

また、そんな深層外旋六筋と関りが深い、梨状筋症候群や、深臀部症候群(DGS)についても考えていきました。

梨状筋症候群は言わずもながら、梨状筋と坐骨神経の関係に着目したものですが、一方で、深臀部症候群は、お尻の深い部分で坐骨神経が絞扼されたり、周囲の組織によって圧迫されたり、動きを妨げられたりする状態をより広くとらえる考え方です。

なので~
…梨状筋だけでなく、内閉鎖筋や双子筋の周辺や、繊維性の組織、ハムなどの起始部の周辺なども関係する事があります。

つまり~

『おしりが痛いから梨状筋を伸ばそう!』

と、すぐにアプローチを決めるのはあまりにも浅はかではないかと言う事ですね。


(ビフォーアフター✨めっちゃ変わりました。私は大腿方形筋が一番堅かったようです。)

もちろん、腰部などに原因がある場合の区別も必要です。

2.内閉鎖筋に着目するとジャンプ動作や動きに変化がでるのか?

コチラも依然ブログでお話しした内容ですが…

内閉鎖筋のトレーニング…
普段あまり意識することはないかもしれません。

内閉鎖筋は立位時に股関節周囲筋の中でも水平方向に近い走行なので、大腿骨頭を臼蓋に引きつけ、求心性を高める可能性がある筋肉です。

っと考えていくと…この部分に着目した立位トレーニングで、ジャンプなどの動きは変わるのだろうか?
という実験を行いましたw

結果は…行った人は飛びやすくなった!軽くなった!!といってましたが、お世辞かもしれません笑
大切なことは、仮にジャンプに変化が見れたとしても、鵜呑みにしないことです。

ジャンプには、足部や膝、体幹、腕の振りあげなど、様々な要素が関わります。
まぁ…だからこそ局所的なトレーニングを行った後に、実際の動作が変わるのを確認してみるという視点は面白いと思いますし、現場でも大切にしていきたい所ではあります。

3.最後にどう統合していくか?

最後にこれを統合していくのか?
運動制御の父、ニコライ・ベルシュタインさんの自由度問題でも示されているように

私たちのカラダにはたくさんの関節や筋肉があり、1つの動作を行うにもさまざまな動き方ができます。
そのたくさんの選択肢をどう強調させて目的の動きを実現させていくのか?

歩くたびに、今からこの筋肉を収縮させて…とは考えないですよね?
それでもカラダは、その場の状況に合わせて動きを調節します。

股関節の機能を考えるときも、最終的にはこの全身の協調という視点が必要になります。

そう考えるとヒップロックや、前庭系を取り入れたトレーニングはやはり必要な要素になってくると思います。

と、こんな感じで終えた、今回の股関節ワークショップ!!
日常生活でも、スポーツでも、その人が必要とする場面で力が発揮できますように…

私自身も、学んだことを日々の指導で確かめながら、よりよい動ける体つくりを探求していきます。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました!!

本日はここまでです。
またよろしくお願いいたします。

【参考文献】
・プロメテウス解剖学アトラス コンパクト版第二版 監修 板井建雄 訳 市村 浩一郎 駒井 直
・運動と医学の出版社の臨床家シリーズ 股関節拘縮の評価と運動療法 監修 林 典雄 浅野 昭裕 執筆 熊谷 匡晃
・カパンジー機能解剖学Ⅱ下肢 原著第6版 A.I.KAPANDJI 著 塩田悦仁 訳
・カパンジー機能解剖学Ⅲ脊椎・体幹・頭部 原著第6版 A.I.KAPANDJI 著 塩田悦仁 訳
・骨から見る生物の進化 EVOLUTION【コンパクト版】 ジョン=バティスト・ド・パナフィユー【著】 パトリック・グリ【写真】 ・運動機能障害症候群のマネジメントー理学療法評価・MSBアプローチ・ADL指導 Shirley A . Sahrmann著 竹井 仁 鈴木 勝 監訳  
・アナトミー・トレイン–徒手運動療法のための筋筋膜経線 第2版 Thomas W .Myers 訳 板場栄行 石井慎一郎
・運動療法その前に!運動器の臨床解剖アトラス 監修 北村清一郎 馬場麻人 編集 工藤慎太郎
・筋骨格系のキネシオロジー原著第3版 原著者Donald A .Neumann  監訳者 Paul D .Andrew 有馬 慶美 日髙 正巳
・Hodges PW, Richardson CA (1996)Inefficient muscular stabilization of the lumbar spine associated with low back pain. A motor control evaluation of transversus abdominis
・1. Semciw A, Neate R, Pizzari T. (2016)Running related gluteus medius function in health and injury: A systematic review with meta-analysis
・デクステリティ 巧みさとその発達 著者 ニコライ・A・ベルシュタイン 訳者 工藤和俊 監訳者 佐々木正人 発行者 金子紀子 発行所 株式会社金子書房

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