こんにちは!!
大阪の天王寺区上本町にあるパーソナルスタジオHappinessの中芝です。
本日はすこしだけ専門的なお話を…
自身のトレーニングで気付いたことを、書きたいと思います!!
肘筋と上腕三頭筋内側頭
肘関節伸展の主動作筋であります。
例えば四つ這いのエクササイズや、体操競技やダンスなどで逆立ちの練習を行う時に、肘に違和感がある方や、痛みがある方は、この筋の機能をあげる事も考えてみるといいと思います。
(もちろん肩関節の安定・可動性を上げる事も大切ですが…)
肘筋は、肘関節伸展時の仕事能力は低いですが、遅筋線維であり、伸展時の肢位の保持、回内、回外時に尺骨を支え、陰ながら関節を安定させています。
三頭筋内側頭の停止部の一部は肘関節の関節包後部に付着し、伸展時関節包を引っ張って緊張させる伸展筋の働きものです。
この機能が低下していると…手を地面についてカラダを支えるときに力をうまく伝達・分散できず、肘関節に負担がかかります。
手を地面についてカラダを支える時にも、手からの圧縮力は、手関節から橈骨に伝達され、骨間膜の中央線維束が伸長、その後尺骨に伝わり、肘を超えて腕尺関節、そして肩へと伝わっていきます。
これらの筋の機能が低下している原因は例えば、クロスリンクの形成や腱の硬さにあったり、肘関節付近にある脂肪体の密着であったり、様々ですが…これらの原因を取り除く1つの方法として、カッサ(グアシャ)のテクニックは有効です。
軟部組織のリモデリングを図るテクニック法や収縮スペースを広げる事で、筋の機能が高まり、肘関節伸展時の肢位での安定感が抜群に増します。
アクロバットの練習を行なっているお客様も
このアプローチで、練習時の痛みが無くなり、倒立時の安定感が出てきました。
メインは運動指導ですが、トレーニング以外でこのようなアプローチ法を学ぶ事も大変重要であると再認識した日となりました。
参考文献 筋骨格系のキネシオロジー原著第3版